無職の私へ。「気分転換していいの?」と思う日々の話

「無職なんだから、気分転換なんて贅沢じゃない?」  

そんな声を心の中で自分に向けてしまう日があります。  

でも、焦りと不安の中で立ち止まることも、とても大切なことかもしれません。

転職活動の途中で、少し息切れしてしまった私が、
それでももう一度前を向こうと思えた日の記録です。

離職してから、少しだけ気分転換の時間を作ってみた。  

でも、心の中で声がする。  

*「無職なのに、何やってるの?」
「仕事してないんだから、ストレスなんてないでしょ?」
「お金も入ってこないのに遊んでいいの?」*  

そんな声が、頭の片隅でぐるぐる回る。  

もちろん、何もしていなかったわけじゃない。  

離職してすぐに転職活動を始めた。

求人サイトに登録をして、履歴書を何度も書き直し、
職務経歴書を添削してもらい、多社の書類審査に応募した。

応募者が数十名から、数百名とある企業。

中には書類審査を通り、面接にも行った。  第一次面接、適性検査、第二面接通過一一。

けれど、現状はまだ“無職”のまま。  

最初の1ヵ月はがむしゃらだった。  

朝から晩まで求人を探して応募し、面接の対策、準備も欠かさなかった。  

1ヵ月、2ヶ月と経つにつれ、少しずつ息切れを感じ始めた。  

夜中に目を覚ましては、「本当にこのままで仕事が見つかるのかな」と不安になる。  

「早く働かなきゃ」と焦る気持ちと、「どうにもならない現状」が頭の中でせめぎ合う。  

***

日本の定年後の現実も、調べれば調べるほど不安になる。  

厚生年金を40年間払っても、女性の平均支給額は月11万円ほど。  

国民年金なら月7万円前後みたい。

老後一人で暮らしていくには、どう考えても足りない額だ。  

賃金の上がらない現状や、年齢による採用の壁を考えると、ますます心が重くなる。  

でも、考えたところで今すぐ状況が変わるわけじゃない。  

頭ではわかっているけれど、思考を止めることもできない。  

「仕事が決まってから、気分転換すればいい」、
とは言え、今できる求人には、すべて応募してしまった。  

だから今は、動き出したくても動けない“間”の時間にいるのだ。  

***

そんな時、少しだけ外に出ることにした。  

「気分転換、なんてしていいのかな」とためらいながらも、息が詰まりそうだったから。  

冷静になるために、少し離れた街へ。  

カフェに座って、ただぼんやり外を眺める。  

ここでは、誰も私を知らない。  

職があるかないかなんて、気にする人もいない。  

知らない街、知らない人たち、知らない空気。  

その中で、少しだけ肩の力が抜けた。  

「今の自分の悩みなんて、この広い世界の中では、ほんの小さなことかもしれない」と思えてきた。  

ほんのわずかだけど、前に進むエネルギーを補給できた気がする。  

***

また、少しずつ頑張ってみよう。  

焦るけど、焦らずに。  

立ち止まったり、深呼吸したり、心を整える時間だって大切だ。  

**無職の私へ。**  

「気分転換していいの?」——いいんだよ。  

それも、次に進むための一歩だから。

がんばろう。応援してる。

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