働いていた頃のこと。
私は有給休暇を“制度として知ってはいたけれど、実際に100%使い切ったことは一度もありません”でした。
仮に月に一度のペースで休みをとっても余るほどの有給日数。
たとえば、週末の休日では処理できない行政へ出向く用事の時は、平日にお休みしたい時もある。それでも、なかなか「有給を使おう」という気持ちになれなかったのです。
私の勤め先は見込み残業制で、残業代は出ず、休日出勤手当も基本なし。
日々の業務に加え、突発的な雑務を頼まれることもしばしばでした。
「まぁ、みんな頑張ってるし」「経営も大変なんだし」と自分を納得させていましたが、次第に小さな違和感が積み重なっていきました。
## 「休んでいい」と言われても休みにくい空気
その一つが、有給休暇に対する社内の空気です。
代表は以前「有給は自由に取ればいい」と言っていたのに、誰かが休むと毎回こんな言葉が飛び交いました。
> 「よく休むよね」
> 「給料もらって休めるって、いいよね」
悪意があるわけではないのかもしれません。
でも、そんな言葉を耳にするたびに胸がざわついて、
「ああ、やっぱり私は休みを取りづらい環境にいるんだ」と実感しました。
「取っていい」と言われても、実際に取ると白い目で見られる──。
そんな矛盾が、職場の中に静かに存在していたんです。
## 社風や人間関係が「休みづらさ」を生む
さらに、代表は仕事中でも社員のプライベートに踏み込むタイプ。
「〇〇さんちは、〇〇が〇〇なんだよー。」
「休みは何してるの?」「なんですかそれ、女性特有のですか。」と何気ない会話かもしれませんが、それが時にデリカシーを欠いた内容になることも。
こちらが何も話していないのに、勝手な想像から話が広がっていく……。
「それ、仕事に関係ありますか?」と思うことも多く、
私は次第に心が距離を置くようになっていきました。
自分が休んだら、陰で何か言われるかもしれない。
そんな不安も、いつの間にか常に心の片隅にありました。
### それでも「休む勇気」を持ちたい
仕事は好きなほうだと思います。
やりだしたら、責任をもって完了させたいし、できないことは出来るように努力する。
私は以前、頑張りすぎて体を壊した経験があります。
それ以来、“仕事=人生のすべて”にしたくないと思うようになりました。
「郷に入っては郷に従え」という言葉も理解します。
でも、会社の空気や上司の価値観にすべてを合わせて、
自分の心を犠牲にしてしまったら、それは本末転倒ではないでしょうか。
自分の時間を過ごすこと、自分を大切にすることは、
仕事を長く続けるための“投資”でもあります。
だからこそ、私は今こう思います。
> 有給をとることは、悪ではない。
> それは「働く意欲を守るための大切な選択」です。
## 今日のまとめ
1. **有給休暇をとるのは悪ではない。**
むしろ、健康で長く働くために必要なこと。
2. **人の目は気になるけれど、休む勇気を持とう。**
職場の空気より、自分の心の声を優先してもいい。
3. **仕事は大切。でも、人生すべてを捧げる必要はない。**
休むことで、自分も仕事も、少し前に進めるはず。
忙しさの中で、自分が「頑張りすぎている」ことに気づけない瞬間があります。
でも、立ち止まることは逃げではなく、“次に進むための一歩”です。
どうか、自分のための休みを、少しだけ勇気を出してとってみてください。
そしてリフレッシュして、また休み明け仕事に頑張りましょう。👍
あなたは今年、有給を何日取りましたか?

