「一つの会社に長く勤めていれば、もう少し貯まっていたのかな」と思うことがある。
転職をするたびに、給料が劇的に上がったわけでもなく、むしろ下がることの方が多く、振り出しに戻るようなことも何度かあった。
「がんばりたいのに、なんでスタートから環境に恵まれなかったんだろ?」
「腰を据えて、頑張れなかった自分が悪いのかな?」
「私は人並みにできないのかな?」
と、心のどこかでずっと思っていた。
でも、それぞれの転職には、それぞれの理由があるもの。
やりたくても辞めるしかなかった職場も、続けたかったけど、続けられなかった環境も、あの時の自分にとっては必要な選択だった。
それを今さら「もっと踏ん張ってやれなかったかな?」
「もっと、我慢していれば」と、
あの時精一杯やったはずの自分を、
何かにつけて思い返しては責めても、何も戻ってはこないね。
わかっている。
わかっているけど、また自分を責めて肩を落とす事がある。
## 給料も貯金も、人並みじゃないという事実
同世代の年収や、平均貯蓄額みたいな数字をネットで見るたびに、心がざわつく。
自分の通帳の数字は、その平均には遠く及ばない。
一人で生きていく上で、給料も貯金も人並みじゃないという事実は、何度突きつけられても慣れない。
それでも、「人並みじゃないからダメ」という考え方は、もうやめようって自分に言い聞かせる。
人並みの給料をもらえる環境に、たまたま自分がいなかっただけで、それは能力や頑張りの差だけの話じゃないと、今は少しだけ、思えるようになってきた。
至らない所は、多々あったでしょう。
ただ
あのときはあれで、私にできる最善、わたしなりの最大限の頑張りでもあったはずなのです。
完全否定でなく、がんばっていたあのときの自分も認めてあげたい。
## 今の場所から、できる範囲で
大きな貯蓄計画を立てても、今の給料では現実的じゃないことも分かっている。
だから、無理な目標は立てないことにした。
その代わり、「これからの職場を、できるだけ長く、定年まで続けられそうな転職先」ということを軸に、決めてみる。
転職を繰り返してきたからこそ、「続ける」ということ自体が、今の自分には一番の資産づくりになる気がしている。
給料が大きく増えなくても、少しずつでも積み上げていける環境にいることの方が、今の自分には大事だと思うようになった。
## 今日の小さな工夫
– 過去の転職を「失敗」ではなく「その時の必要な選択」と捉え直す
– 貯蓄額の平均は見ない、または見ても比べすぎない
– 「大きく増やす」より「今の場所で、続ける」を目標にする
給料も貯金も、人並みじゃないけど。
それでも、一人でここまできた自分を、少しくらい認めてあげたい。
同じように、転職を繰り返しながらも、ひとりで頑張ってきたあなたへ。
がんばってきましたよね。
本当は、言いたいけど、だけど言わずにいる胸の内もあるはず。
抱え込んできた日々を、自分はわかっているもの。
今日も、よくやってます。
